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『染めの着物』お知らせ

2010/1/20-28
大島紬阿波しじら織りページ完成

『染めの着物』の特長や装い

染めの着物を分類すると、先染めと、あと染に分けることができます。
と書くと混乱しそうですね。そう!先に染めておくとは、反物の元になる糸をあらかじめ染めておくことから生まれた名称です。
染めた糸を織って作りますから、織物の着物を指して言います。
一方、あと染の着物と言うのは、白い生地に、手描きや、絞りなどを施す技法でつくられる染の着物です。
綸子(りんず)・羽二重・縮緬などの白生地で作られますので、非常にしなやかで柔らかく高級感があります。
振袖や、留袖、訪問着などフォーマルな着物に使われています。

『染めの着物』を産地別にご紹介

■縮緬(ちりめん) 二越(ふたこし)ちりめん 訪問着や晴れ着に使われるシルク生地で、薄い生地ですが、しっとりと重みがあり、高級感があります。 しなやかなに、フォルムに添うのが特徴です。画像は、二越(ふたこし)ちりめんです。一越(ひとこし)ちりめんもあります。 この越というのは、織る際に使う横糸の数を表しています。このより(ねじり)を、右と左にすることで、完成したときに 互いが元に戻ろうとしてできるのが、しぼという縮緬独特の味わいになります。 歴史はかなり古くて、1570〜90年に中国から大阪堺に伝わり、京都の西陣。西陣から丹後、滋賀の長浜に 伝えられて、それぞれの名称がついています。
京都の西陣縮緬・丹後縮緬。滋賀の長浜縮緬(ハマ縮緬)、群馬の桐生縮緬(パレスちりめん)があります。
ちなみにこの二越縮緬生地はハンティングです。

■綸子(りんず) 綸子のブックカバー 経糸で地を緯糸で模様を編み出す技法で柄が浮かび上がって繊細な美しさがあります。絹糸なので、ごわついた 感じではなく、光沢があり高級感漂います。
説明によってはジャガード織りと書いてあることもあります。
ジャガード織りにまつわる、面白い記事がありました。紹介してみます。
そもそもジャガードとはフランスのジャカールという発明家が考案した織り機であるということが、語源なのだそうです。
縦横の糸を手で交互につむぐ手間を省いて、経糸の調整を穴をあけた紙でするようになり、これが元となりコンピュータ制御 もできました。絹織物とは離れますが、あらゆる素材で織物を作ることに貢献した発明でした。
この綸子は、京都の和雑貨やさんコラゾンの綸子のブックカバーです。

■羽二重 羽二重使いのコート 糸によりを掛けないので、平らに仕上がります。主に振袖や留袖、コートなのどの胴裏や、長襦袢に使われています。
この技法、平織りは丈夫な組織ですので、木綿や天竺、御召、銘仙などに使われます。
重量によって名称がつけられています。軽目・中目・重目羽二重となります。